「世界八番目の不思議」の宇島葉による新連載開幕、小説家と猫又のドタバタ同居もの

「猫のまにまに」

宇島葉の新連載「猫のまにまに」が、本日8月12日発売のハルタVol.86(KADOKAWA)でスタートした。

ショートショート「世界八番目の不思議」で話題を呼んだ著者の、初の長編連載となる「猫のまにまに」。押しに弱い小説家の真田尾(またび)さんが、道端で弱っている猫を見つけ、拾って連れ帰ったところ、その猫が人間の姿に変身して……。小説家と猫又のドタバタな同居生活が描かれる。

そのほか今号には、五十嵐純「夏のスミレ」、西田心「身軽坂を知っているか?」など7本の読み切りが掲載。細田曜、多良見かなは本作がデビュー読み切りとなる。一部書店では、本誌購入者に特典として「ハルタ・コラボポップ・ブック」を配布。ハルタ作家陣が描いた、自身の作品とほかのハルタ作品のコラボイラストが収められた。

ハルタVol.86掲載作品一覧

宇島葉「猫のまにまに」※新連載
山本和音「生き残った6人によると」
一七八ハチ「虎は龍をまだ喰べない。」
野町達也「佐平 最後の大仕事」※読切
天野実樹「ことり文書」
高江洲弥「先生、今月どうですか」
梅ノ木びの「インク色の欲を吐く」
佐野菜見「ミギとダリ」
鶴淵けんじ「峠鬼」
五十嵐純「夏のスミレ」※読切
namo「クプルムの花嫁」
石田裕揮「ふろラン」
細田曜「ふわきよ天使 せんたっきちゃん」※読切
宮本伶美「シャッター街のさくら姫」
渋谷圭一郎「瑠璃の宝石」
三星たま「夜の名前を呼んで」
示よう子「マコちゃんと海」※読切
福浪優子「あかねさす柘榴の都」
多良見かな「駆けめぐる青」※読切
かわもとまい「アンリの靴」
大上明久利「極東事変」
長崎ライチ「紙一重りんちゃん」
比嘉史果「帝都影物語」
長蔵ヒロコ「煙と蜜」
冨明仁「アビスアジュールの罪人」
浜田咲良「金曜日はアトリエで」
西田心「身軽坂を知っているか?」※読切
樫木祐人「ハクメイとミコチ」
九井諒子「ダンジョン飯」
伊藤有生「ふくふく万福帳」
高橋那津子「昴とスーさん」
福田星良「ホテル・メッツァぺウラへようこそ」
吉田真百合「モラトリアムの穴」※読切
西公平「九国のジュウシ」
犬島ななこ「侵略ペット ポテ」
カバーイラスト:染平かつ